AQUA·OPS
NO.01 / 2026
AQUA OPS 運転管理シミュレーション 2026

曝気一本で、
水は変わる。

感覚を、データに。

下水処理場の運転員が向き合っているのは、目に見えない微生物と、 数時間おくれてやってくる結果です。ブロワーの回転数をわずかに上げる。 その判断が正しかったかどうかは、翌朝の水質でようやくわかる。

AQUA OPS は、その「遅れて返ってくる因果」を画面の中で圧縮し、 何度でも安全に試せるようにしたマイクロシミュレーションです。 現場の感覚を、画面の中で育てる。

全国2,000以上の下水処理場へ。ブラウザ完結、インストール不要。

曝気制御
RUN / 06:20
DO — 溶存酸素
1.8mg/L
0.0 目標 2.0 4.0
BOD 14.2 mg/L
NH4-N 2.6 mg/L
MLSS 1,850 mg/L
SV30 210 mL
BLOWER 回転数
58%
FIG.1 / 運転席ビュー
Editorial
— 01

教科書の原理図には、
「時間」が描かれていない。

運転員が覚えるべきは知識ではなく、判断の手ざわりです。にもかかわらず、 現場では試すことが最も許されていない。この矛盾が、教育を止めています。


全国には2,000を超える下水処理場があります。そこで働く運転員の多くは、 飲食、小売、製造といった異業種からの転職者です。入社してすぐ、 生物処理の基礎、曝気制御、汚泥管理、薬品注入、そして異常時対応までを 短期間で身につけることが求められます。

ところが、覚えるべきことの中心にあるのは暗記ではありません。 「いま、流入負荷が上がった。曝気量を上げるか、汚泥引抜を調整するか、 それとも両方か」。この一瞬の判断こそが仕事の核心です。

判断を鍛える唯一の方法は、試して、外して、直すことです。 しかし処理場での誤操作は行政基準の違反、悪臭、処理系の崩壊に直結します。 新人に試行錯誤をさせられる場所は、現場のどこにもありません。

結果として教育は口伝に頼ります。「うちの処理場はベテランの勘」。 標準手順は文書化されず、教育担当は同じ説明を何度も繰り返し、 OJTの成果は数字にならないまま評価の季節を迎えます。

私たちが作ったのは、その空白を埋める一つの装置です。 安全に失敗できる運転席を、ブラウザの中に用意しました。

01

異業種からの転職者が多い

生物処理・曝気制御・汚泥管理・薬品注入・異常時対応を、短期間で一度に覚える必要がある。

02

時間遅れが想像できない

曝気を変えてから水質が動くまで数時間から数日。静止した原理図では体感できない。

03

現場で試せない

誤操作は行政基準違反・悪臭・処理崩壊に直結する。新人に試行錯誤の余地がない。

04

手順が属人化している

「ベテランの勘」で回っており、標準手順が文書として残っていない。

05

成果が測れない

OJTの到達度が定量化できず、教育担当が評価にも報告にも困っている。

Definition
— 02

経営シミュレーションではなく、
マイクロシミュレーション。

プレイヤーが動かす変数は、抽象化された経営指標ではありません。 実務でそのまま触れている運転パラメータそのものです。


操作するのは、明日も触るツマミ。

ブロワー回転数を上げれば DO が動く。DO が動けば、時間遅れを伴って BOD と NH4-N が追従する。汚泥を引き抜けば MLSS が下がり、 沈降性(SV30)が変わる。画面の中の因果は、処理場の因果と同じ形をしています。

だから、ゲームで身についた手ざわりは、そのまま運転席に持ち帰れます。 翻訳の手間がない。これがマイクロシミュレーションの定義です。

「今この瞬間、流入負荷が上がった。
曝気量を上げるか、汚泥引抜を調整するか、
それとも両方か?」
TABLE 1 / 操作変数の対比
プレイヤーが動かすもの 一般的な経営シム AQUA OPS
投入リソース 設備投資 ブロワー回転数(曝気量)
系の調整 人員配置 汚泥引抜量(WAS)
補助的な介入 広告宣伝 PAC 注入量
評価される結果 株価 BOD / SS / NH4-N / DO

※ BOD=有機物汚れ/SS=浮遊物質/DO=溶存酸素(曝気制御の最重要値)/ MLSS=活性汚泥濃度/WAS=余剰汚泥引抜/SV30=汚泥沈降性。活性汚泥法に基づくモデル。

Features
— 03

三つの機能で、
教育の全工程をつなぐ。

体感する(シミュレーション)、試される(シナリオ)、記録される(ダッシュボード)。 学びが個人の記憶で終わらず、組織の資産として残ります。

SIMULATION

リアルタイム曝気シミュレーション

ブロワー回転数を動かすと DO が変化し、時間遅れを伴って BOD と NH4-N が追従します。 「上げてすぐ良くなる」わけではない、という現実の手ざわりが、 最初の数分でわかるように設計しました。

水槽の泡の量と水の透明度が視覚的なフィードバックになるため、 数値の読み方をまだ知らない新人でも、状態の良し悪しを直感的に掴めます。

操作
ブロワー回転数/WAS/PAC 注入
観測
DO・BOD・SS・NH4-N・MLSS・SV30
特性
数時間〜数日の応答遅れを時間圧縮で再現
表示
水槽ビュー(泡量・透明度)/トレンドグラフ
SCENARIO

シナリオ訓練

現場で実際に起きる事象をシナリオ化しています。安全に失敗し、 その場でリトライできること。この反復が、手順を身体に定着させます。

各シナリオには合格条件(放流水質の基準内維持、復旧までの所要時間、 過剰曝気による電力浪費の有無)が設定され、判断の質がスコアになります。

豪雨による希釈流入 工場排水の高負荷ショック 冬季の硝化菌不活性 バルキング初期 ブロワー1台停止
形式
事象発生 → 判断 → 結果 → 振り返り
評価
基準内維持率/復旧時間/電力効率
再挑戦
回数無制限。判断の分岐を並べて比較
追加
シナリオパック(10〜30万円/パック)
DASHBOARD

教育管理ダッシュボード

教育担当が、受講者の進捗・スコア・つまずいた箇所を一覧で把握できます。 「誰がどのシナリオで、どの判断を間違えたか」まで降りられるので、 声かけのタイミングを外しません。

研修レポートは出力してそのまま社内報告に使えます。 OJTの成果を、はじめて数字で語れるようになります。

可視化
受講者別の進捗・到達度・所要時間
診断
つまずき箇所のヒートマップ
出力
研修レポート(PDF/CSV)
権限
施設管理者/教育担当/受講者の3階層
Pricing
— 04

数千万円のDCSトレーナーと、
属人的なOJTの、あいだへ。

クラウド、ブラウザ完結、中価格帯。導入の意思決定を、稟議1本の重さに収めました。

施設ライセンス

Starter

1処理場/10席。まず1施設で新人教育を標準化したい方へ。

3.2万円 / 月
年間一括 38万円
  • 曝気シミュレーション 全機能
  • 標準シナリオ 12本
  • 受講者アカウント 10席
  • 進捗レポート(基本)
  • メールサポート
相談する
個別対応

Enterprise

自施設の設備条件を再現し、既存システムと接続したい組織へ。

個別見積
年間契約・要件定義より
  • カスタム処理場モデル構築
  • DCS連携 API
  • VRオプション
  • SSO/専用権限設計
  • 専任カスタマーサクセス
要件を相談する

※ 初年度パイロット割引あり。追加シナリオパックは 10〜30万円/パック。表示はすべて税別。

30%
研修時間の短縮(従来比)
70%+
学習完了率
1ヶ月
独り立ちまでの期間を短縮
50施設
1年目の導入目標
Interview
— 05

三人の運転席から。

新人、教育担当、処理場長。立場が違えば、見ている水も違います。

DO を上げても、すぐには水がきれいにならない。
あの「待つ時間」を先に知れたのが大きかった。

前職はファストフードでした。入って3ヶ月、「DO」「MLSS」「SV30」が呪文にしか見えなくて、 ベテランに聞くのも気が引けていました。ゲームなら何度失敗しても誰にも迷惑がかからない。 夜勤を任されるまでに、あと少しだと思っています。

田中 翔太 28歳/新人運転員
同じ説明を、もう15回はしていました。
いまは、まず触ってきてもらってから話します。

現場に出せない日は研修が止まる、というのが長年の悩みでした。 いまは各自がシナリオを進めてくれるので、私は詰まった箇所だけ拾えばいい。 進捗を数字で報告できるようになったのも、地味ですが本当に助かっています。

佐藤 美咲 45歳/教育担当主任
教育投資のROIを、はじめて説明できました。
目標はいつだって、トラブルゼロの365日です。

人件費は上がり、ミスによる行政指導のリスクは減らない。 その両方に効く打ち手がなかなか無かった。導入後は、独り立ちまでの期間が短くなり、 結果として夜勤のシフトにも余裕が出ています。

鈴木 誠 55歳/処理場長
Questions
— 06

よくあるご質問

A.
活性汚泥法の物理・生物モデルに基づき、流入負荷、DO、MLSS、汚泥引抜、水温の相互作用を計算しています。 目的は数値予測そのものではなく、判断の因果を体得することです。したがって応答の「向き」と「時間スケール」を 現場の実測レンジに合わせて調整しています。Enterprise では、実際の施設の設備条件・流入特性を反映した カスタムモデルの構築が可能です。
A.
ブラウザとインターネット回線だけです。インストール、専用端末、現場設備との接続はいずれも不要で、 PC・タブレットのどちらでも動作します。準備いただくのは受講者の氏名リストのみ。 アカウント発行から最短当日で利用を開始できます。
A.
受講者の進捗・スコアは CSV で出力できるため、多くのLMSにそのまま取り込めます。 Business プラン以上ではレポートの定期出力に対応。Enterprise では SSO(シングルサインオン)と API 連携により、既存の学習履歴基盤へ自動で書き戻す構成も可能です。
A.
Starter は1処理場あたり10席です。Business は複数施設を横断してアカウントを配分でき、 施設数・席数に応じて構成します。同時アクセス数の制限はありません。 席の追加、期中での増席にも対応しています。
A.
14日間の無料パイロットをご用意しています。標準シナリオと教育管理ダッシュボードを 制限なくお試しいただけます。期間中に教育担当の方向けの操作説明(オンライン60分)を実施し、 終了時には受講者の到達度レポートをお渡しします。初年度のパイロット割引もご相談ください。
Pilot Program

現場の感覚を、
画面の中で育てる。

怖くない。難しくない。でも、本物。 まずは14日間、あなたの処理場の新人に運転席を渡してみてください。

クレジットカード不要/自動更新なし。2営業日以内にご連絡します。

お申し込みを受け付けました。担当者よりご連絡いたします。