# 安導（あんどう）— サービス仕様書

| 項目 | 内容 |
|------|------|
| 文書番号 | ANDO-SPEC-002 |
| 版 | 1.0 |
| 作成日 | 2026-07-10 |
| 対象読者 | プロダクト・開発・現場責任者・導入検討者 |
| 関連文書 | 01（サマリー）・03（ビジネスモデル）・04（市場戦略）・05（ロードマップ） |

---

## 1. 本書の位置づけ

`01_executive_summary.md` が「なぜやるか・何を目指すか」を示したのに対し、本書は **安導が実際にどう動き、どんな画面・入力・出力・運用になるか** を定義する。MVPで削る／残すの線引きもここで明確にする。

---

## 2. サービスの全体像

安導は「**現場写真 → 安全準備の意思決定**」という一点に特化したツールである。汎用AIでもマニュアル検索でもなく、**当日の現場準備リストを、短時間で、再現可能な形で決める**ためのプロダクトとして設計する。

処理の中核は次の変換にある。

> 入力（写真＋現場属性） → 解析 → 出力（危険性・対策・資材・費用・日数・確認事項） → 人による承認 → 記録・共有

---

## 3. ユーザーロールと権限

| ロール | 主な行動 | 権限 |
|--------|----------|------|
| 作業員・若手職人 | 写真撮影、解析実行、確認事項の閲覧 | 解析実行・閲覧 |
| 職長・現場代理人 | 解析結果のレビュー、採用／修正、承認 | 承認・編集 |
| 安全担当 | 会社全体の解析履歴、テンプレ・チェック項目の整備 | 管理・テンプレ編集 |
| 管理者（Pro） | 単価マスタ・権限・監査ログ・元請提出フォーマット管理 | 全権限 |

責任分界の原則：**AIは提案、承認は人**。承認者（職長・現場代理人）が明示的に採用ボタンを押すまで、提案は下書き扱い。

---

## 4. 入力仕様

### 4.1 現場調査写真

- 複数枚アップロード可（スマホ撮影を想定）
- 推奨：全体俯瞰＋危険箇所の寄り＋分電盤／電路周り
- 写真が不足・死角が多い場合は、**追加撮影ガイド**（どの角度を撮ると精度が上がるか）を提示

### 4.2 現場属性入力（最小限・数タップ）

| 属性 | 選択肢例 |
|------|----------|
| 作業環境 | 屋内 / 屋外 / 混在 |
| 高低差 | なし / 脚立 / 高所（2m以上）/ 高所作業車 |
| 活線の有無 | 停電作業 / 活線近接 / 活線作業 |
| 作業種別 | 新設 / 更新・改修 / 保守点検 / 撤去 |
| 人数・工期 | 作業人数、想定作業日 |

> 入力は「撮る」の直後30秒で終わる量に抑える。属性が未入力でも写真だけで暫定提案を返し、精度を上げる質問を後出しする。

---

## 5. 出力仕様（安導の主役）

解析後、以下を1画面に一括生成する。

### 5.1 危険要因リスト（優先度付き）
- 各項目に **優先度バッジ（高／中／低）** と要因の要約
- 高リスク（感電・墜落・アーク等）は赤系で最上位固定
- 「なぜ危険か」を一行で（若手の学習にもなる）

### 5.2 必要な安全対策・手順の要点
- 保護具・養生・遮断・表示・人員配置・手順確認の要点
- チェック可能なリスト形式（現場でそのまま使える）

### 5.3 必要資材・保護具リスト（数量目安）
- 品名＋数量目安（例：絶縁手袋 ◯双、養生シート ◯m、標識 ◯枚）
- 会社の資材マスタと突合し、自社の呼称・単価に寄せる（Standard以上）

### 5.4 準備費用の概算レンジ
- **レンジ表示＋前提**（例：¥◯〜◯万／地域・仕入先で変動）
- 断定しない。会社別単価マスタがあるほど精度が上がる

### 5.5 準備に必要な日数
- 調達・社内手配・許可申請などのリードタイムを合算
- **レンジ表示**（例：2〜4日）＋内訳（資材調達◯日／手配◯日）

### 5.6 確認事項チェックリスト
- 現場で実際に見るべきポイント（死角・想定外の設備・近接活線など）

各出力には「**要確認**」表示と免責を必須で添える。

---

## 6. 画面・UX仕様

| 画面 | 役割 |
|------|------|
| ホーム（ダッシュボード） | 直近の現場カード、新規解析ボタン、簡易KPI |
| 新規解析（入力） | 写真アップロード＋現場属性入力 |
| 解析結果 | 5.1〜5.6を一括表示。採用／修正操作 |
| 確認チェックリスト | 現場で見るべき点をチェック |
| 承認・共有 | 職長承認、PDF出力、共有リンク、承認メモ |

UX原則：**撮る → 出る → 直す → 共有** の4動作で完結する短さ。既存の「写真を提出する」フローに載せ、導入摩擦を最小化する。

---

## 7. 出力フォーマット・連携

- **PDF出力**：KY帳票・元請提出に耐えるレイアウト（Standard以上でテンプレ選択）
- **共有リンク**：社内レビュー用
- **社内テンプレ保存**：よく使う現場タイプの雛形化
- （将来）元請提出フォーマット連携、資材EC／レンタル連携

---

## 8. 学習・精度向上ループ

1. 職長の**修正内容**（採用／軽微修正／大幅修正）を記録
2. 会社の**単価・資材・過去案件**を反映
3. 「この会社の現場ではこう備える」という**会社固有ナレッジ**が蓄積
4. 使うほど提案精度が上がり、乗り換えコストが上がる（モート化）

---

## 9. 精度と安全のためのガードレール

| 論点 | 設計 |
|------|------|
| 過信の防止 | 「AIは提案／要確認」を全出力に明示。承認フロー必須 |
| 見落とし | 写真不足時は追加撮影ガイド・質問出し。危険項目のフィードバック導線 |
| 責任所在 | UI・契約で最終判断者（職長・会社）を明確化 |
| 単価ズレ | レンジ表示＋会社別単価マスタ |
| 法令 | 適合の自動保証はしない（最終責任は利用者側）。根拠情報を併記 |

---

## 10. 初期スコープ（MVPで残す／削る）

**残す（MVP）**
- 写真＋属性入力 → 危険性／対策／資材／費用レンジ／日数
- PDF出力、簡易編集、承認メモ

**削る（初期スコープ外）**
- 工事全体の自動見積（本見積の代替はしない）
- 法規適合の自動保証
- ドローン測量・BIM連携
- 労務・勤怠・請求の統合ERP化

安導はまず「**安全準備の瞬間**」に勝ちにいく。

---

## 11. 非機能要件（初期の目安）

- **速度**：初回提案生成まで中央値3分以内
- **端末**：現場スマホ最適化（通信が弱くても入力・撮影は継続、解析は再送）
- **セキュリティ**：写真・現場情報の適切な保護。Proで監査ログ・権限管理
- **言語・法規**：初期は日本国内・日本語・国内法規・国内商習慣を前提

---

**以上（サービス仕様書）**
