# 事業企画の全体像 — WellBridge Loan

## 1. 事業ビジョン

「働く人の未来を、低利でつなぐ。」を掲げ、商工会議所の加盟企業ネットワークを基盤に、中小企業従業員が安心して資金調達できる福利厚生ローンのプラットフォームを構築する。商工会議所は金融リスクを負わず、企業・金融機関・従業員をつなぐ運営主体に徹する。

## 2. 事業の目的

1. 中小企業従業員の資金調達コストを下げ、生活の安定を支援する
2. 加盟企業の福利厚生を、企業側の財務・法務負担なしで強化する
3. 商工会議所に新たな手数料収益源とネットワーク価値の向上をもたらす
4. 地域金融機関に優良な個人向けローンポートフォリオを供給する

## 3. ターゲット市場

| 区分 | 対象 |
|------|------|
| 一次ターゲット | 商工会議所加盟企業の正社員・契約社員（勤続1年以上） |
| 二次ターゲット | パート・アルバイト（勤続・労働時間条件付き） |
| 地域 | 初期は特定商工会議所の管轄地域（パイロット）、段階的に連合展開 |

## 4. 提供価値（ステークホルダー別）

- **従業員（借り手）**: 低金利、手続きの簡便性、雇用主経由の信頼性
- **事業所（企業）**: 福利厚生の充実、人材定着、財務・労務負担の最小化
- **金融機関**: 優良な回収スキーム、新規顧客獲得、社会的レピュテーション
- **商工会議所**: 加盟企業支援の深化、新規収益源、地域金融エコシステムの活性化

## 5. 事業モデルの全体像

```
[金融機関] ──融資──> [従業員（借り手）]
     ^                      |
     |                      v
     └──返済（給与天引き）── [事業所（企業）]
              ^
              |
        [商工会議所] ── 企画・運営・加盟管理
```

商工会議所はプラットフォーマーとして加盟管理・審査基準の標準化・システム提供・運営を担い、融資の実行と金利収益は金融機関に帰属する。

## 6. 収益構造

| 収益源 | 主体 | 内容 |
|--------|------|------|
| 加盟・管理手数料 | 事業所 → 商工会議所 | 月額または従業員単価課金 |
| 紹介・事務手数料 | 金融機関 → 商工会議所 | 融資実行件数・残高連動 |
| システム利用料 | 事業所 → 商工会議所 | SaaS型管理画面、天引き連携 |
| オプションサービス | 従業員 | 返済シミュレーション、相談サービス |

## 7. 競合・代替との差別化

| 比較対象 | WellBridge Loan の優位性 |
|----------|--------------------------|
| 消費者金融 | 金利の低さ、雇用主連携による信頼性 |
| 銀行カードローン | 給与天引きによる返済負担の軽減、中小企業従業員向け設計 |
| 企業独自の社内貸付 | 企業の財務・法務負担なし、商工会議所経由で標準化 |
| 既存の天引きローン | 商工会議所ネットワークによる横展開、統一審査基準 |

## 8. KPI（パイロット段階の想定）

- 加盟企業数、登録従業員数、申込件数、実行件数、貸付残高
- 平均金利、延滞率、退職時の回収成功率
- 事業所の継続率（チャーン）、従業員の利用率・満足度

## 9. リスクと前提

事業成立の前提は「天引きの適法性確保」「金融機関パートナーの確保」「事業所の天引き協力」。詳細は `05_credit_risk_legal_and_roadmap.md` を参照。
