# Tsumugi（紡ぎ） — ビジネスモデル

## 基本思想

Tsumugi の収益構造は「個人の習慣化」から始まり、「チームの集合知」、そして「企業のインフラ」へと段階的に拡張する三層構造をとる。入口は徹底的に低く、価値の実感とともに自然に課金へ移行する設計。

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## 1. フリーミアム（個人向け）

### 1.1 Free プラン — ¥0

- dot 投入上限: 100件
- AI 文脈解析（Weaver）: 利用可能（解析頻度は日次）
- thread 生成: 利用可能
- セレンディピティ通知: 即時通知のみ
- 投入チャネル: アプリ + ブラウザ拡張

Free の狙いは「3点入れたら即『線』を体験」させること。サインアップ不要で最初の3点を投入させ、即座に thread を見せる。100件という上限は「習慣化したユーザーなら数週間で到達する」絶妙なライン。価値を実感した時点で自然に Pro を検討する。

### 1.2 Pro プラン — ¥1,480/月（年額 ¥14,800）

- dot 投入: **無制限**
- AI 文脈解析: 高頻度（新規投入時の即時差分解析 + 日次フル再解析）
- **週次セレンディピティレポート**: 1週間分の thread ダイジェスト
- 跳躍的発見層の探索深度アップ
- 全投入チャネル（メール転送・Slack・LINE 連携）
- thread の「育てる」ワークスペース無制限
- 検索・エクスポート・優先サポート

Pro が Tsumugi の収益の主柱。価格 ¥1,480 は「ランチ1回分以下で、忘れていたアイデアが事業の種になる」という価値訴求が成立する水準。

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## 2. Team プラン — ¥4,800/月（5名）

### 2.1 内容

- メンバー5名（追加1名あたり ¥800/月）
- **チーム横断 dot 共有** — メンバーが放り込んだ dot を、チームの集合知プールとして AI が横断解析
- 組織の集合知から線を紡ぐ — 「A さんが3ヶ月前に放り込んだ顧客の声」と「B さんが今日入れた技術メモ」が繋がる
- 共有 thread ワークスペース、コメント・メンション
- 管理者ダッシュボード（利用状況・dot 投入トレンド）

### 2.2 狙い

個人で価値を感じたユーザーが、自分のチーム・会社に展開する。Team プランは「個人 Pro の口コミ起点でボトムアップに広がる」設計。スタートアップの経営チーム、新規事業部、コンサルファームのプロジェクトチームが主な対象。

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## 3. API 提供（B2B）

### 3.1 内容

Tsumugi の中核エンジン Weaver を API として外部提供する。企業が自社のナレッジベース（社内 wiki、CRM、議事録 DB 等）に「点を繋ぐレイヤー」を組み込めるようにする。

- エンドポイント: dot 投入 API、thread 取得 API、関連スコアリング API
- 課金: 従量課金（解析した dot 数・API コール数ベース）+ 月額ミニマム

### 3.2 狙い

Tsumugi を「アプリ」としてではなく「インフラ」として広げる。ナレッジ管理 SaaS、CRM、プロジェクト管理ツールが Tsumugi をバックエンドに採用すれば、エンドユーザー数に依存しない B2B 収益が積み上がる。

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## 4. エンタープライズ

### 4.1 内容

- SSO（SAML / OIDC）、SCIM プロビジョニング
- 監査ログ、データレジデンシー指定
- オンプレ / VPC デプロイ
- 専用モデル・カスタムチューニング
- 専任カスタマーサクセス、SLA

### 4.2 価格

個別見積（年間契約、想定 ¥300万〜/年）。大企業の経営企画部・R&D 部門・新規事業開発部門が対象。

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## 5. 収益試算

### 5.1 前提

- 3年後 MAU: 30万人
- Free → Pro 転換率: 8% = 2.4万人
- Pro ARPU: ¥1,480/月

### 5.2 試算

- Pro 月商: 2.4万人 × ¥1,480 = **約 ¥3,550万/月**（年 ¥4.26億）
- Team プラン: 想定 2,000 チーム × ¥4,800〜 = 約 ¥1.1億/年
- API + エンタープライズ: 合算で約 ¥1〜2億/年
- **合計年商: ¥6〜8億**

### 5.3 ユニットエコノミクス

- LLM 推論コストが原価の中心。Free ユーザーは日次解析・件数上限でコストを抑制。
- Pro ユーザー1人あたりの月間推論コストを ARPU の 30〜40% に収める設計。
- CAC は口コミ・コンテンツ主導で低く抑える（後述のグロース戦略）。

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## 6. 価格設計の論理

| プラン | 価格 | 価値の単位 | 転換のトリガー |
|---|---|---|---|
| Free | ¥0 | 体験 | 「3点で線が見える」驚き |
| Pro | ¥1,480/月 | 個人の習慣 | dot 100件上限への到達 |
| Team | ¥4,800/月 | チームの集合知 | 個人 Pro の社内展開 |
| API | 従量 | インフラ | 他 SaaS への組み込み |
| Enterprise | 個別 | ガバナンス | セキュリティ要件 |

各層は独立した収益源でありながら、下の層が上の層への導線になっている。

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## 7. グロース戦略

- **プロダクト主導**: 「3点で線を体験」のサインアップ不要オンボーディングで、摩擦ゼロの入口を作る。
- **セレンディピティの共有性**: 紡がれた thread は「面白い発見」として SNS でシェアされやすい。シェアが新規流入を生む。
- **コンテンツ**: 「点と点を繋いで生まれた事業の種」事例を発信し、ターゲット層（経営者・新規事業担当）に直接届ける。
- **Team の口コミ展開**: 個人 Pro ユーザーが社内に持ち込むボトムアップ展開を主動線とする。

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## 8. リスクと対策

- **習慣化の壁**: 「放り込む」習慣が続かないと dot が貯まらず価値が出ない。→ 投入チャネルを徹底的に増やし、摩擦をゼロに近づける。
- **LLM コスト変動**: 推論コストが収益を圧迫するリスク。→ 解析頻度のプラン別制御、軽量モデルとの使い分け、自社最適化。
- **プライバシー懸念**: 最もプライベートな思考を預ける不安。→ E2E 暗号化、学習オプトアウト、完全削除保証を初期から実装し、信頼を競争優位にする。
