# 04. ビジネスモデル（Business Model）

## TacoRunの収益構造と成長エンジン

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### 収益の3本柱

TacoRunの収益モデルは「手数料 × サブスク × 広告」の三層構造で設計されており、各層が互いを補強する形で成立している。

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### 収益柱 1: 取引手数料（Transaction Fee）

**構造**: 店舗の注文金額に対して**15%の手数料**を徴収

| 比較 | TacoRun | UberEats | Wolt | 出前館 |
|------|---------|----------|------|--------|
| 手数料率 | **15%** | 最大35% | 25〜30% | 20〜35% |
| 店舗向け撮影サポート | ✅ | 有料オプション | なし | なし |
| 専門ジャンルへの流入 | ✅（メキシカン専用） | ❌ | ❌ | ❌ |

**15%設定の根拠**:
メキシカン専門店の多くは小規模・独立経営のため、25〜35%の手数料では採算が取れない。業界最低水準の15%を設定することで、未参入店舗を大量獲得し、GMVの総量でカバーする。独立系店舗200〜300店舗が参入する段階で、総合プラットフォームと同等の地域カバレッジを確保できる見通し。

**KPI想定**（M18）:
- 提携店舗数: 450店
- 平均注文単価: ¥1,800
- 月間注文件数: 100,000件
- 月間GMV: **1.8億円**
- 手数料収入（15%）: **月間2,700万円**

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### 収益柱 2: TacoPassサブスクリプション（Subscription）

**構造**: 月額課金によるサブスクモデル。継続率が高く、将来の収益予測が安定しやすい。

| プラン | 月額 | 利益率想定 | 想定加入者数（M18） |
|--------|------|-----------|-------------------|
| TacoPass | ¥980 | 約65% | 18,000人 |
| TacoPass Pro | ¥1,980 | 約60% | 7,000人 |

**サブスク月間収入試算（M18）**:
- TacoPass: 18,000 × ¥980 = 約1,764万円
- TacoPass Pro: 7,000 × ¥1,980 = 約1,386万円
- **合計: 約3,150万円 / 月**

**チャーン抑制設計**:
- 毎週/毎日の無料タコスクーポンが「解約するともったいない」心理を形成（保有効果）
- 累積注文データ・保存済みカスタマイズ設定が解約障壁として機能
- 年間プラン（¥9,800 / ¥19,800）で2ヶ月分を実質無料化し、長期契約を促進

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### 収益柱 3: 広告・プロモーション（Advertising）

**構造**: 店舗向けの可視性強化オプション。TacoRunは「メキシカンを食べたいユーザー」だけが集まる高精度広告媒体として機能する。

**広告商品ラインナップ**:

| 商品名 | 価格（目安） | 効果 |
|--------|------------|------|
| フィーチャー掲載（ホーム固定） | ¥50,000 / 週 | ホーム画面最上段固定表示 |
| カテゴリTOPバナー | ¥30,000 / 週 | タコス/ブリトーカテゴリ先頭 |
| 新店舗ローンチパック | ¥80,000 | 開店2週間の全面プロモ |
| TacoPassクーポン協賛 | ¥20,000 / 月 | 無料タコスクーポン対象店舗として表示 |
| デジタル認定バッジ | ¥5,000 / 月 | 「TacoRun認定店」ラベル |

**広告収入想定（M18）**: 提携450店中10%が何らかの広告商品を利用した場合、月間約**400万円**の広告収入。

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### コスト構造

| コスト項目 | 月間想定額（M18） | 比率 |
|-----------|----------------|------|
| 配達員報酬（インセンティブ含む） | 8,000万円 | 57% |
| エンジニアリング・インフラ | 600万円 | 4% |
| カスタマーサポート | 400万円 | 3% |
| マーケティング・広告 | 1,500万円 | 11% |
| 店舗開拓・営業 | 800万円 | 6% |
| 一般管理費 | 500万円 | 4% |
| TacoPassクーポン原価 | 2,200万円 | 16% |
| **合計** | **約14,000万円** | 100% |

**月間収益見込み（M18）**: 2,700万 + 3,150万 + 400万 = **約6,250万円**

**粗利への道**: 初期は赤字（ユーザー獲得コストへの投資）。M24に月間黒字化を目標とし、規模拡大とTacoPass会員の増加で収益性を高める。

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### グロース戦略

**フェーズ1（M1〜M6）: 東京 集中投下**
- 渋谷区・港区・新宿区・目黒区の高密度エリアに絞り込み、ユーザー体験とオペレーションを磨く
- 有名インフルエンサー・タコスアカウントとのコラボPR（初期認知獲得）
- TacoPassの初月無料キャンペーンで早期会員獲得

**フェーズ2（M7〜M12）: 大阪・名古屋展開 + TacoPassローンチ**
- 関西圏・中京圏への展開で市場シェアを拡大
- TacoPass本格ローンチで継続収益基盤を確立
- 店舗向け売上分析ダッシュボードの提供（有料SaaS機能として将来展開）

**フェーズ3（M13〜M18）: 全国化 + コミュニティ強化**
- 全国主要政令市（20都市）へのサービス展開
- レビュー・コミュニティ機能の充実でDAU向上
- B2B向け「オフィスランチ法人プラン」の開始

**フェーズ4（M19〜）: アジア展開**
- 台湾・シンガポール・香港でのサービス開始
- 「アジアのメキシカンフード文化発信プラットフォーム」としてポジショニング確立

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### ユニットエコノミクス試算

| 指標 | 値 |
|------|-----|
| CAC（顧客獲得コスト） | ¥1,200 |
| LTV（TacoPass会員想定 24ヶ月） | ¥24,000〜¥48,000 |
| LTV / CAC 比率 | 20〜40x |
| 平均注文頻度（TacoPass会員） | 3.2回 / 週 |
| TacoPass会員 年間課金額 | ¥11,760〜¥23,760 |

TacoPass会員のLTV/CACは健全な範囲で、サブスクリプション型ビジネスとして長期収益性が見込める。
