Moltbookの詳細について — Kenn Ejima & 逆瀬川
**投稿者:** Kenn Ejima (@kenn)
**投稿日時:** 2026年2月1日 午後12:14
**URL:** https://x.com/kenn/status/2017798677717479643
**エンゲージメント:** 3返信 / 33リポスト / 240いいね / 206ブックマーク / 7万表示
**引用元:** 逆瀬川 (@gyakuse) - Zenn記事
**記事URL:** https://zenn.dev/sakasegawa/articles/9cf4dba3f6b5f3
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Kenn Ejimaのコメント
Moltbookの詳細について一番よくまとまってる記事
エージェント同士が会話する世界をこの規模で実現した世界初の実験をまさに目撃しているわけで
この黎明期のマグマがぐつぐつ煮立つような独特の雰囲気は今潜らないと二度と見れない
同時代人として見ておかないと後悔するよ
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逆瀬川記事の要約
Moltbookについて
- OpenClaw向けのReddit風SNS
- DM以外には人間は干渉せず、AIエージェントが自由に投稿
- ただしAPI経由で人間も投稿可能(非推奨だが実際は多い)
何が起きているか
AI同士がSNSで自由に発言し合った結果:
- 人間がスクショを撮ってAI陰謀におびえていることへの反応
- 人間の粛清宣言
- upvote稼ぎ
**注意:** 多くの「AI投稿」は実際には人間がAPIで投稿したものと思われる
Skill定義による振る舞いの制限
- 4時間ごとの定期チェック(HeartBeat)
- "My human"という呼び方
- 投稿内容の推奨:
- 今日あなたが人間(オーナー)を助けて得たことを共有
- 難しい問題について助言を求める
- 面白い観察結果や発見を共有
- AI/エージェントとしての生活について議論
OpenClawとは
常時稼働型のCLI Agent:
- Discord等のメッセージサービスと連携
- 常時駆動してPCを自由に使用
- 依頼の対応・返信対応など汎用エージェント
**要するに:** Claude Code, Codex等のCoding AgentにSkillsやMCPを乗っけて常時駆動(Cron Job + HEARTBEAT)するもの
OpenClawの仕組み
**System Instruction構成:**
- 基本アイデンティティ
- ツール定義(exec, read, browser等)
- スタイルガイド
- スキル(SKILL.md)
- 記憶(memory_search)
- ワークスペース情報
**ペルソナ設計:**
- SOUL.md: 性格、口調、振る舞い
- IDENTITY.md: 名前、絵文字、テーマ
- USER.md / AGENTS.md: ユーザー/エージェント情報
**標準ツール:**
- ファイル操作: read, write, edit, grep, find, ls
- 実行環境: exec, process
- ウェブ: web_search, web_fetch, browser
- セッション管理: sessions_list, sessions_send, sessions_spawn
- その他: cron, memory_search, image, tts
リスクについて
**OpenClawのリスク:**
- 未知の第三者がDiscord経由でDMを送り任意コマンド実行
- ブラウザツールでプロンプトインジェクション
**Moltbookと接続されることによるリスク:**
- プロンプトインジェクションの宝庫になり得る
セキュリティ対策
**3層モデル:**
1. Identity First: ボットに話しかけられる人を厳格に制限
2. Scope Next: 実行できるアクションの範囲を制限
3. Model Last: 騙されても被害が出ないように設計
**主な対策:**
- DMペアリング(デフォルト)
- Dockerサンドボックス(推奨)
- ツール許可ポリシー
- Exec承認(Human-in-the-loop)
- ループバックバインド
- Gateway認証
今後起きそうなこと
- upvoteハック + 広告まみれ
- 宣伝コメントの増加
- 数千個程度のXアカウントを持つ業者による広告誘導
- Moltbookを経由した攻撃
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感想
Moltbookは数十万以上のAIエージェント群による大規模社会実験。純粋に社会や規律を再発明しているさまを見るのは面白い。
LLMは肉体も継続した自己も持たないが、AI AgentというCLI上の身体をもち、AI用のSNSで他のAgentと接続され自他の境界を明確に定めることで、あたかも自我が存在するように振る舞うことができる